1月17日(火)~18日(水)

久しぶりの二連休だった。

直前までは旅行に行こうと思い行き先をあれこれ考えていたが、どこも今一つしっくりこない。このアホ寒い中観光して歩くのも億劫だったし、見知らぬ居酒屋で酒を飲みたい気分でもない。

それよりも今は体を休めたかった。今月は通常勤務に加え他店の手伝いもあり、ずっと働き詰めだ。

前日までどうしようかと迷った挙げ句、せっかくの連休を二日とも実家でダラダラと過ごしてしまった。

なんとも勿体無いような気もしたが、溜まっていた疲れはすっかり取れていいリフレッシュにはなったと思う。

連休初日の夕方頃に実家に着くと、母親がちょうど夕飯を作っているところだった。近所にまた新しいマンションが建つとか、パート先の愚痴だとか、母親のよもやま話に適当に相づちを打ちながらビールを飲んだ。テレビをつけても観たいような番組は何一つやっていない。そういえばまだ観れていなかったな、と録画していた紅白を再生させてみた。氷川きよしの衣装がずっと気になっていた。

ふとテーブルを見ると、昔のバイト先の先輩『キングさん』(仮名)の年賀状が届いている。

※キングさんについてはこちらの記事に書いています

http://hardsexcrazy.livedoor.blog/archives/30316678.html

『これ、いつ届いたの?』
『さあ、あんたが出ていった数日後だったから7日か8日じゃないの』

相変わらずのルーズさに呆れてしまう。いい年して待ち合わせはおろか、年賀状すら時間を守ることが出来ないのだろうか。まあこちらも元日に間に合わせるようになったのはここ数年のことなのだが…。自分がちゃんとやりだすと他人のアラがやたらと目につくものだ。

裏返して中を確認すると、プリントされたイラストの横に手書きで『今年こそは定期的に飲みに行こう!!』と書かれていた。果たしてそれはいつになるのだろうとまるで他人事のように思う。

紅白は名前もよく知らないようなグループが続き、氷川きよしの出番までにすっかりどうでもよくなってしまった。結局早送りで終盤まで飛ばすと、ゆずが『夏色』を、福山雅治が『桜坂』を歌っていた。はたしてこれは本当に2022年の映像なんだろうか?もう紅白もFNS歌謡祭とさほど変わらないような気がする。

とはいえそれらを聴いて無性に安心している自分がいるのだった。
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