1月24日(火)

先月のライブに行ってからというもの、暇さえあればシロップを聴いている。

新作から旧作まで聴き倒し、それでも飽き足らず最近はYouTubeで昔の映像を手当たり次第に漁っている。

特にこの解散ライブの『リアル』は神がかり的にカッコいい。五十嵐のボーカルもギタープレイも最高、中畑のドラムは相変わらず凄まじいし、イントロでベースを高く掲げるキタダマキの仕草にも痺れる。

このリアルはほんとにヤバい。何回観てもその度に圧倒されてしまう。思わず中古DVDをネットで購入してしまった。届くのが楽しみだ。ついでに書くとこの時期の五十嵐のルックスも歴代で最高なんじゃないか?男の自分から見ても色気が半端ない。

それにしてもこの日の寒波は強烈だった。

仕事を終え外に出ると雪が積もっていて驚いた。このあたりでは降ること自体が少ない。スマホが震えたので見ると、パート主婦から『雪すごいですよ。帰り大丈夫ですか?』とのLINEが届いていた。心配だったが、タイミングが良かったのか電車はわずかに遅れただけだった。

とはいえ、自宅の最寄り駅に着くと雪はより一層積もっており、部屋にたどり着くまでに靴はビチャビチャになってしまった。

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雪の上を歩くと靴がめり込んでキュッと小気味いい音がする。なんだか小学生の頃を思い出すな、などと呑気なことを考えているとまたスマホが震えた。

今度は地元の友人『ホサカ』(仮名)からだ。開くと、帰りの電車が止まって立ち往生しているという。ノロノロと動いてはいたが、少し前から完全に止まってしまったらしい。しばらくLINEでやりとりをしていたが、その後こちらが部屋に戻り、夕飯を済ませてもホサカの乗った列車は動く気配がなさそうだった。

唯一良かったことといえば、車両内の乗客が少なかったことだろうか。皆地べたに寝転んで仮眠を取っていたらしい。

結局ホサカは夜通し車両内に閉じ込められ、明け方近くにようやく解放されたという。そこから徒歩で別の駅までガクガク震えながら歩いたそうだ…。気の毒にもほどがある。

ホサカに労いの言葉をLINEすると、『俺はこの出来事をいつか映画化したいと思う』と返ってきた。

終わり