破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

2019年04月

なんとなく更新が面倒だと思っていたらいつの間にか1週間が経過していた。まあ、誰1人見ていないから全く問題ないが。

4月が終わった。今月は厳しい売り上げだった。前年比95%。おしりたんていの新刊もあったが他が伸びなかった。大ヒットがない。

ここ数年、書面業界はずっとそんな感じだ。誰もが知ってるようなベストセラーが出ない。一昔前まではセカチューであったり、イマアイであったり、正に国民的ベストセラーと言えるタイトルが年に何冊もあった。

もうそんな時代じゃないんだろうな。


最近は毎日自殺の方法を考えている。できれば電車飛び込みや、マンション飛び降りみたいな体がグッチャグチャになるのは避けたい。じゃあやはり睡眠薬かガスか。このあたりになりそうだ。

ゆっくり考えよう。色々と準備もあるし。

4月23日(火)
暖かい1日。いよいよ冬が完全に終わった気がする。スプリングコートも羽織らず、スーツだけで仕事に向かう。

来月のシフトを途中まで作り、品出しやら注文やら、いつもの業務をこなしてるうちに終わっていた。

気候のせいか、店メンバーも機嫌良さそうで安心した。

先日、1月に採用したばかりの主婦が突然辞めると言ってきた。理由をここに書くのは控えるが、とりあえず気分がかなり悪くなる内容だった。来月の中旬までだそうだが、さっさと消えてほしい。

面接での顔なんて本当に信用できない。都合のいいことばかり言い、自分を良く見せて、採用したと思えばたったの数ヵ月でこの結果だ。根詰めて皆で教えたあの時間は何だったのか。

まあ、もういいか。ボヤいても仕方ない。
どちらかが一方的に悪いなんてことはないし、こちらも反省しよう‥

4月20日(土)

おしりたんていの新刊が入荷した。

今や児童書の一番のヒットシリーズである。

店の最も目立つ場所にワゴンで大展開をした。

しはらくこの勢いは続くことだろう。

顔がおしりのキャラがここまて人気になるとは、全く世の中何が売れるか分からない。しかし顔がケツて!よく自殺せずに真面目に生きてはるわ!

土日は品出しの合間にレジでヘルプに入ったり、書評掲載の商品を集めて陳列したり、落ち着く間もないまま時間が過ぎていった。

こういう日のほうがいい。煩わしいことも多いが、少なくとも余計なことを考えなくてすむ。

疲れて家に帰ってビールを飲む、その一瞬だけが唯一心安らぐ時間だ。

現実なんて9割がた辛いことばっかりだから。

今日もなんとか終わった。

明日はおしりたんていの新作が入ってくる。今児童書で一番のヒットシリーズだ。店の最も目立つ場所にワゴンを置いた。

最近では休みの日よりも働いてる時のほうが気が紛れる。

イエモンとスガシカオのアルバムを聴く。両方ともいいアルバム。ベテランがこれだけの力作をリリースするのはやっぱりすごい。

アメトーークで先日『お母さん大好き芸人』なる企画をやっていたが、最近の若い世代が母親と仲が良い傾向にあるのは働いていても感じる。

中高生の男子が母親と一緒に本を買いに来ることが本当に多い。

アラフォーの自分の世代は中高生の頃など母親と出歩くなんて恥ずかしくて出来なかったものだが。

まあ、親と仲がいいのは決して悪いことではない。まっすぐな気持ちで母親を愛せる彼らは、ひねくれた自分なんかよりよっぽど親孝行だ。

今日もまるで恋人のように寄り添いながら学習参考書を選ぶ母と息子を見た。最近の母親は若くて可愛い。過去には腕を組んで店に入ってきたこともある。

頭おかしいんか、クソマザコン野郎!

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