破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

2019年06月

6月29日(土)

今日も仕事が終わった。特に大きな問題もなく終わった。売上はパッとしなかったけど。

『おしりたんてい』のイベント第2弾が始まった。今回は書店内のどこかに貼られたポスターの謎を解き、店員にそれを伝えれば景品がもらえる、というもの。

子供達が謎を解明し、店員にそれを叫ぶ。すると店員はなんらかのリアクションをしなければいけない。

はっきり言って、その一連のやりとりが苦痛で仕方がない。子供達には罪はないのでちゃんとリアクションはするつもりだが、出来ればやりたくない。そもそも書店員なんて他人とろくに会話も出来ない社会不適合者の集まりなのだ。出版社はそのことを分かっていないからこんな企画を平気で立てるのだろう。

書店員は社会不適合者であり、河原乞食であり、犯罪者予備軍である。そんなクソッタレたちが毎日歯を食いしばって働いているのだ。ある意味感動的じゃないか。

散々ひどいことを書いたが、イベント自体はお客さんたちも楽しんでいるようだ。少しでも集客に繋がればいいとは思う。

ああ、つまんねー日記!

6月24日(月)

今日も仕事が終わった。このところ睡眠不足が続いており体が怠い。品出し、注文、新人指導、売場整理等々、他スタッフに手伝ってもらいながらなんとかこなした。

今日は集英社のナツコミが入荷した。※ナツコミというのは夏休みの売場用に売れ筋商品をまとめたセットで、毎年恒例となっている。オリジナルの特典が付くためコミックファンからは好評のものだ。

今年の特典はキャラクターのイラスト入り下敷き。全く興味は無いが、少しでも売れたらいいと思う。

帰宅してからビール1缶とハイボール2杯。最近また酒の量が増えつつある。ビールだけで終わらせられない。良くないとは思いつつも、どうしようもない現実から一瞬でも逃れるには酒くらいしかないのだ。ハゲの進行、孤独な将来、破綻した家族、それら全てを忘れたい。結局翌朝には二日酔いという名前で倍になって帰ってくるのだけれど。



初恋の嵐『セカンド』。

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よく残されたメンバーと仲間だけでここまでいいアルバムを作り上げてくれたなあ、と聴くたびに思う。特に一曲目『どこでもドア』はなんでお蔵入りしてたの?と思うくらいの大名曲。

全ての作詞作曲、ボーカル担当の西山さんが亡くなってもう17年。もっと活動してほしかった。

6月22日(土)

今日も仕事が終わった。昨日の酒が残っていたのか、休み明けなのにやたら疲れている。今日は最近入った新人アルバイトに色々と業務を教えた。大学一回生の女の子で初めてのバイトだそうだ。まだまだ慣れるには時間がかかるだろう。

しかし18の女の子なんかと話をしているとつくづく自分も年をとったと思う。早めに結婚した奴なら既にそれぐらいの娘がいてもおかしくないのだ。その事実に愕然とする。

これだけ年が離れているともう何を考えているのかさっぱり分からない。完全に新人類だ。世代交代だ。彼女から見たら俺は完全に冴えないおじさんなのだろう。

ならばせめて気持ち悪くないおじさんでありたい。ハゲかけで、挙動不審で、話すとき目を合わせることも出来ないけれど。

幸い真面目にこちらの説明を聞いてくれる子で良かった。続けてくれたらいいんだけど。



6月21日(金)

休み。午前中は行きつけの神社へ。ここには年に数回お参りに行くことにしている。賽銭箱に百円放り込んで手を合わせた。願うことはただ一つ、『穏やかな心で過ごせる日が1日でも多くありますように。』。

夕方からは知り合いに誘われて飲みに行った。元々同じ会社で働いていたが、今年退職し現在は別の仕事をしている。数ヶ月ぶりに見る彼の顔はサービス業を辞めた解放感からか晴れ晴れとしていた。『書店業界辞めて大正解だよ』だそうだ。

タイ料理の店で色々と飲んで食べて解散。ハゲで精神病んでからは休みの夜に出歩くことなど滅多にない。今日も朝から憂鬱で仕方なかったが、いざ会ってみると良い気分転換になったと思う。

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