破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

2020年01月

気がつけばまた2週間以上もブログを放置していた。

理由は体調不良だ。どうやら前回の更新の後、食べた牡蠣にあたったらしい。翌朝から嘔吐をくりかえし、職場でもずっと事務所で横になっていた。

数日かけてやっと調子も戻ってきたが、いまだに食欲がない。酒も飲む気にならなくて以来全く口をつけていないが、アルコールのない生活はこんなにもつまらないのかと愕然としている。

早くまた普通に飲めるようになりたい。ブログもまた頑張っていこう。

今日は仕事が休みだ。

いつものように朝は近所の喫茶店に出かけ、帰宅してからは簡単な昼食を作り、少しばかり部屋を片付けた後でこの日記を書いている。

代わり映えしない、いつもの退屈な休日。今の職場にも特に不満はない。いつまでもこんな毎日が続くような気もするけど、そんなはずないことも分かっている。

婚活はいまだ停滞中だ。以前書いた記事のとおり、マッチングアプリで四人の女性に『いいね!』を送って全滅してからは特に何もしていない。

この『いいね!』を送るシステムもよく出来ている。

まず、相手の写真やプロフィールを見て良さそうだな、と思ったら『いいね!』ボタンを押す。相手がそれに気づき、『この人とならメッセージやりとりしてもいいな』と思えば『いいね!』を返す。これでマッチング成立。文章でのやりとりが可能になるわけだ。

まるで動物が交尾のために行う求愛行動みたいだな、と少しおかしくなる。けれどよく考えたら人間も結局は交尾にいきつくのだから同じことか。

この『いいね!』システムに『ごめんなさい』ボタンは存在しない。『いいね!』を返すか、無視するか。二つに一つである。なんだか冷たいなあ、とも思うが実際はわざわざ『ごめんなさい』ボタンなど押すのも鬱陶しいだけだろう。言葉すら交わさず無視してそのまま二度と関わらない。LINEやTwitterに慣れきった現代人っぽいシステムだと思った。

『いいね!』を返すか無視するか。メッセージを続けるかブロックするか。付き合うか死ぬまで二度と会わないか。いつだって100か0か究極の二択を迫られるのがマッチングアプリの世界なのだ。

なんとも残酷な世界だ。しかし自分は何も言う資格はない。2日ほど前、『いいね!』をくれた40代の女性をろくにプロフィールも見ずに無視してしまったのだから。

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最近はUNICORNの『UC100w』を聴いている。

はっきり言ってここ数作はノリが寒い曲が多くて聴くのが辛いところがあったが、今作はそこまで気にならずに聴ける。

最初は奥田民生の存在感がやや薄めかな?と思ったが、民生作の『チラーrhythm』、『でんでん』あたりはやっぱりクオリティ高く、アルバムをビシッと締めている。

いつもなら耐えられなくてスキップしてしまうEBI作の『TYT』という曲も切なくて良かった。

話は変わって、婚活の話。

前回の日記で書いた、返信が返ってこなくなった女性からなんと2週間ぶりにメッセージが届いていた。一体どういう内容かと開くと、『ほんとに遅くなってすいません!』から始まり、普通にこちらが送った質問の答えが書かれてある。

これはどういう心境なのだろうか。人並外れたのんびり屋さんなのか、はたまた別の男と上手くいかなかったからダメもとで放置していた俺に返信したのか。そもそも、2週間空けてメッセージ送って相手に返してもらえると思っているのだろうか?

真意は分かるはずもないが、こんなテンポでメッセージのやりとりなどやっていけるわけもない。返信はもちろんせず、メッセージ履歴を消去し、相手から自分が表示出来ない設定にした。

年末年始の喧騒も一瞬で過ぎ去ってしまった。

今年は正月に2連休を取れた。9連休の世間からしたら屁のようなものだろう。けれども、毎年元日の朝から働いていた自分にとってはこんなにありがたいことはない。思う存分のんびり過ごした。

婚活サイトもぼちぼち続けているが、なかなか厳しい。

1人、35歳の女性からいいね!をもらい、取り敢えずこちらもいいね返しをした。そこからメッセージのやり取りが始まったが、返信がやたら遅い。1日おき、2日おき、とだんだん間隔が空き始め、これは実際に会うまで何年かかるんだ?と思っていたらそのうちに途絶えてしまった。

つまらない奴だと思われたのか、他にいい人が見つかったか。知るよしもないけれど、こちらも大して盛り上がっていなかったので特にショックを受けることはなかった。

その間に、4人ほど別の女性にいいね!を送ってみたが見事に全員から無視された。

寂しい話だがまあ仕方ないだろう。彼女たちには既に80か~100くらいのいいね!が付いている。例えるなら自分より先にそれだけの男が『お願いします!』と手を差し伸べている状態だ。いくらでも選び放題なのである。

もちろんその中には全身を強力な装備で固めた『せんし』もいるだろう。大金持ちの『しょうにん』もいるかもしれない。

一方で、俺はどうだ?装備といえば『かわのふく』『ひのきのぼうし』、レベルはせいぜい3くらいじゃないか。そんな奴を誰が一緒に冒険の旅に出たいというのか。せいぜいルイーダの酒場でくだを巻いてるのがいいとこだ。

今の自分には冒険に出る資格すらないのかもしれない。images (1)

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年が明けて一息ついて、2019年に聴いたアルバムを振り返っている。

細野晴臣『hochono house』。これやっぱりいいなあ。元のホソノハウスのほうはあんまり好きではないのに、このアルバムはほんとに音が心地いい。ずっと浸っていたくなる。

ツイッターなんかを見ると、色んな人たちが2019年のベストアルバムを発表しているが、皆たくさん音楽を聴いていて尊敬する。自分はそもそもベストを選出するほど聴けていない。

それらを参考にSpotifyで試聴しているが、なかなか最高!と思えるほどの作品には出会えない。なるほど、と感心はするのだけど。きっと自分のアンテナが劣化したのだろう。

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