破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

2021年12月

12月30日(木)

年内最後の休日。

予定もやりたいことも何もない。とはいえせっかくの休日を無為に過ごすことにも気がとがめて、地元の神社にお参り納めに行った。 この神社には年に数回足を運んでいる。そこでお参りをした後境内で売られている『おみくじ』を買って一喜一憂するのがお決まりのパターンだ。

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今回は『吉』が出た。
まずまずだなあと思いながらも、内容を見ると結構いいことが書かれている。『新しい希望』、『見通しも明るく』か‥。俄然新年を迎えるのが楽しみになってきた。しかし『こういう時は遊びに走りがちなので自重すること』と、しっかり保険をかけることも忘れてはいない。要するに、仮にうまくいかなかったとしてもそれはお前が調子乗ったからやで、というわけなのだ。ここのおみくじはいつもこんな感じで小賢しく思える。

そもそもおみくじの内容など何の参考にもならないことも分かってはいる。けれどあえて信じて行動してみるのもいいんじゃないか。『新しい希望』、楽しみにするとしよう。


追伸

たまにブログを見返すとチラホラとごく僅かだが拍手ボタンが押されている。こんな超絶過疎ブログを読んでいただき、拍手まで押してもらってありがとうございます。読者は最低1名はいると思って更新続けていきます笑




12月25日(土)

休日。

地元に帰り、友人二人と集まって軽い飲み会をした。忘年会のようなものだ。鍋をつつきながら近況や仕事のことなど色々と話した。もう皆四十歳、昔のようにバカみたいに盛り上がることもないが、酒を飲んで適当な話をしてるだけで多少の気晴らしにはなった。

きっと何を話したか、翌日にはきっぱり忘れているのだろう。それで別に構わない。元気でまた会えたなら、それだけでいい。

友人たちと別れて実家までの道を歩いた。今年一番の寒波が訪れているそうでめちゃくちゃに寒い。夜空を見上げるとチラチラと雪が降り始めているのが分かった。明日は積もるだろうか。

この寒さの中、あの人はどうしてるのかなと思った。風邪など引かずに元気にやっているだろうか。きっとしっかりしている人だからそんな心配は無用だろう。

あれから半年経つけれど、もう二度と会えないなんていまだに信じられない。

忘れたいのに心のどこかではそれを拒否している自分もいる。最後の瞬間、仕事に行くあの人を見送った6月30日午前8時40分、東京駅八重洲口。心の中の時計はあれから一秒たりとも動いていない。

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12月24日(金)

一日中ラッピングに明け暮れていた。めちゃくちゃに忙しかった。今年は例年以上に図書カードもよく売れていた気がする。きっと皆子供や親戚にプレゼントするのだろう。下手に本を独断で選ぶよりいいのかもしれない。

それにしても疲れた。ラッピングのピークも今日で過ぎたとは思うが、明日は呪術廻戦の新刊だ。一難去ってまた一難。まだまだ落ち着かない毎日が続くのだろう。

いつの間にか12月も後半だ。今年は自分にとって一体どんな年だっただろう。思うことはただ一つ。好きな人と別れた年、それだけだ。

最後に会ったのが6月末。そこから徐々に音信不通になり、正式に別れたのが8月の頭だった。そこからはずっと悶々と過ごしている。

正直なところいまだに立ち直れていない。新しい出会いなど気配すらない。マッチングアプリもトライしてみたけど結局上手くいかなかった。 もう誰かと付き合ったりすることなど一生ないんじゃないかという気すらしてくる。

一体いつまで振り返ってウジウジやってるんだろう。あの時から一歩も進んでいないのはきっと自分だけで、向こうは完全に新しい毎日を生きているはずだ。変わらないといけない。女々しく残してるプレイリストもいつかもらった手紙なんかも、全て処分しようか。 そんなことを思っている。



12月22日(水)

クリスマス直前のラッピング依頼が続く。閉店直前まで来客があり、なかなかレジ閉めに取り掛かれず帰りの電車に乗り遅れそうになった。

なんとかダッシュでホームに滑り込み、息を切らしながら座席に腰を下ろした。もうヘトヘトだ。

あと数日乗り切れば久々の連休だ。初日は地元で友人に会う用事がある。翌日調子が良ければレコードでも見に行こうか。それとも久しく行ってない神社で一年のお参り締めでもしようか。おみくじを引いてみるのもいいかもしれない。

まあ、本当はどうだっていい。楽しいことなんてもう特にない。

コロナ発生からもうじき2年経つ。国内での感染数は現状落ち着いてはいるが、海外ではまだまだ収まる気配を見せていない。

まさかここまで長引くとは思ってもいなかった。10年くらい前のSARSみたいに気がついたら収束しているものだと思っていた。現実はいまだにマスク生活を強いられている。いや、強いられているどころか、もはやマスクをしていないと落ち着かなくなってしまった。

とはいえノーマスクの人も最近はちらほら見かける。感染者も減っているし、正直別にみんな外しても問題ないと思う。もはや全裸で公園に行ってそこのホームレスたち全員とディープキスをしても感染などしないんじゃないだろうか?

でもほとんどの人は相変わらずマスクをしたままだ。結局のところ同調圧力が怖いのだろう。あとは、マスクに慣れすぎてもはや素顔を他人に見せるのが怖いんじゃないか。

『このコロナがいつか終わる時、みんなマスクを外してお互いの老けっぷりに時の流れを痛感するんだろうな』

いつか友人らにそんな話をしたことを思い出す。みんな『そこまでになるかよ!』なんて笑い飛ばしていたけど、あながち間違ってないんじゃないかと今は思う。平安時代じゃないが、素顔はごく親しい人だけに見せるのが普通の時代が来るんじゃないか?

12月16日(木)

休日。

前日までは早起きしてレコードでも買いに行こうかと思っていたが、朝から急激な気分の落ち込みを感じてしまった。何かはっきりとした原因があったわけでもないが、どうしようもなく暗く絶望的な気分。

結局、駅前にコーヒーを飲みに行っただけであとはほとんど寝て過ごした。

こんな日はふと忘れた頃に訪れる。何もせずじっと嵐が過ぎ去るのを待つしかない。

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