6月最後の勤務が終了した。
夏文庫の飾り付けをし、集英社のコミックセットを出し、その他諸々をこなしめちゃくちゃに疲れてしまった。何とかレジ閉めを終わらせて帰りの電車に乗り込む。座席に深く体をを預けると大きく息をついた。
この異常な暑さに体がついていかない。7月8月と乗り切れるのだろうか。
今日は6月30日。1年前には何をしていたのかもはっきり思い出せる。忘れるはずがない、あの人と最後に会った日だ。
あの日の朝、仕事に向かうあの人を見送るために東京駅まで一緒に向かい、改札で別れたのだった。いつもと何一つ変わらない別れだった。こちらは手をふり、向こうも手をふり返して歩いていった。雑踏に紛れていくあの人の背中をしばらく眺めた後で自分は新幹線乗り場へ向かった。
それが今生の別れになるなんて全く思っていなかった。
あれから1年が経つ。最初のうちは諦めきれず、何度か手紙を送ったが向こうからの返事は一切なかった。返事をしない、それが向こうの意思表示だったのだろう。そこからはもう何もしていない。共通の知り合いもいないから近況も全く分からない。
この1年、色々と自分なりに動いて気持ちを切り替えようとしているが、いまだ完全に立ち直れないでいる。仕事もプライベートもそれなりに楽しくやれているが、時々無性に寂しくなる。今頃どうしているのだろうと堪らなくなる。乙女かよと自分でも呆れるが仕方ない。
結局、これからの人生で彼女の影を取っ払っていくしかないのだ。
あの人が今どんな風に生きているのか?それを知ることはもう自分には出来ないけれど、幸せであってほしいと思う。そして、ありがとうと言いたい。
もうこのことについて書くのは最後にしたいが、1つだけ書けていないことがある。それを次あたりに書いて終わりにしたい。
夏文庫の飾り付けをし、集英社のコミックセットを出し、その他諸々をこなしめちゃくちゃに疲れてしまった。何とかレジ閉めを終わらせて帰りの電車に乗り込む。座席に深く体をを預けると大きく息をついた。
この異常な暑さに体がついていかない。7月8月と乗り切れるのだろうか。
今日は6月30日。1年前には何をしていたのかもはっきり思い出せる。忘れるはずがない、あの人と最後に会った日だ。
あの日の朝、仕事に向かうあの人を見送るために東京駅まで一緒に向かい、改札で別れたのだった。いつもと何一つ変わらない別れだった。こちらは手をふり、向こうも手をふり返して歩いていった。雑踏に紛れていくあの人の背中をしばらく眺めた後で自分は新幹線乗り場へ向かった。
それが今生の別れになるなんて全く思っていなかった。
あれから1年が経つ。最初のうちは諦めきれず、何度か手紙を送ったが向こうからの返事は一切なかった。返事をしない、それが向こうの意思表示だったのだろう。そこからはもう何もしていない。共通の知り合いもいないから近況も全く分からない。
この1年、色々と自分なりに動いて気持ちを切り替えようとしているが、いまだ完全に立ち直れないでいる。仕事もプライベートもそれなりに楽しくやれているが、時々無性に寂しくなる。今頃どうしているのだろうと堪らなくなる。乙女かよと自分でも呆れるが仕方ない。
結局、これからの人生で彼女の影を取っ払っていくしかないのだ。
あの人が今どんな風に生きているのか?それを知ることはもう自分には出来ないけれど、幸せであってほしいと思う。そして、ありがとうと言いたい。
もうこのことについて書くのは最後にしたいが、1つだけ書けていないことがある。それを次あたりに書いて終わりにしたい。