破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

2022年11月

『1ヶ月独身カテゴリー10位以内チャレンジ』

・期間→11月26日(土)~12月25日(日)

・成功条件→独身カテゴリーランキングの10位以内に入ること。

・成功した場合→独身カテゴリー続行
 失敗した場合→独身カテゴリー追放、ブログ無期限休止

・本日の順位→41位


ザコ過ぎる…。

全くお話にならない。こんな体たらくで10位以内なんてまず無理だろう。ほぼ毎日更新してここまでパッとしないのなんて自分くらいじゃないか。神メンバー達のように多くのファンを獲得するにはどうすればいいのだろう。

まあでも、この大過疎ブログのことだ。チャレンジ失敗した後で独身カテゴリーに居続けたとしても、誰一人それに突っ込む人はいないだろう。

興味を持たれない。それは寂しいと同時に気楽でもある。

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11月29日(火)

今日は久々に予定の全く無い休日だった。

遅めに起きていつもの喫茶店でモーニングを摂り、最近買い換えたばかりの新しいスマホをしばらくいじっていた。前の機種は丸5年使用しただろうか。すっかりバッテリーがバカになり、最近では午前中のうちに残量が40%以下になる始末だった。まだ操作には慣れないが、充電のことを考えなくていいのは本当に快適だ。

喫茶店を出てコンビニに立ち寄ると、やけに軽快な曲が耳に入った。男性ボーカルの弾むような歌声が聞こえてくる。

『いつだって大丈夫🎵 世界はダンスホール🎵 君がいるから愛をまた知ることができる🎵 』

何だこれ。よくこんな恥ずかしい歌詞を平気で歌えるなあ、と呆れてしまった。全く知らない曲だが人気なのだろうか?そうだとしたら世も末だと思う。この曲に限らず、最近耳にする曲はやけに直接的な歌詞が多い。映画を早送りで観る人が増えているとはネットニュースか何かで見たが、曲の歌詞すらダイレクトに意味が伝わらないと聴けないのだろうか。

そんなことを考えている間も件の気色悪い曲は続いていた。

『結局は大丈夫🎵 この世界はダンスホール🎵 君のとなりで愛を精一杯に探したい🎵』

どんな人間が歌っているかは知らないが、この曲にもしmv があるとしたら内容は容易に想像がつく。きっとイケメンのボーカルがバンドメンバーたちと満面の笑顔で体をクネクネさせながら踊り歌っているんじゃないか?完全に決めつけているが、きっと当たっているのだろう。

『君のとなりで愛を精一杯に探したい🎵』こんなことを平気で歌える男を決して信用してはならない。

昔読んだ漫画にこんなシーンがあった。 
カップルがドライブ中、カーラジオからオザケンの『ラブリー』がかかる。しばらく曲が流れたあと、女のほうがこう言うのだ。

『止めて、吐き気がする』

もしそのシーンで今日の曲がかかったとしたら、止めるどころかカーラジオごと破壊してしまうんじゃないか?そんなことを思った。

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11月28日(月)

今日もなんとか仕事が終わった。

いつもなら来客も少なく、溜まった仕事をまとめてやっつけられる月曜日のはずだが、一日中落ち着かず過ぎていった。皆月末締切の商品券を駆け込みで使いたいのだろう。レジには何度も列が出来、その度にアルバイトが応援要請ベルを鳴らしていた。レジフォロー、ラッピング、問い合わせ対応、その他諸々…。あっという間に時間は過ぎていった。

忙しいのは疲れはするが、その間は余計なことを考えなくていいから助かる。残りの人生のこととか、家族のこととか、年齢のこととか、もう会わない人のこととか、どうしても深刻にならざるをえないことを。

夕方になり、それまで絶えることの無かった来客がいったん落ち着き一息ついた時、ふと頭をよぎったのは先日の東京駅でのことだった。 

待ち合わせのために田原が指定したのは、偶然にも一年半前あの人を最後に見送った場所だった。忘れるはずもない。あの日の朝、駅前の交差点を渡って彼女は仕事に向かったのだった。

田原との待ち合わせは12時半。ちょうどランチタイムを迎えたであろう、大勢のビジネスマンやOLたちが辺りを行き交っていた。
偶然あの人が通りかからないだろうか?
もし会えたなら何て声をかけるだろう?

そんな馬鹿げた妄想を本気で考えてしまった。

もちろんそんなことが起こるはずもなく、すぐに田原が現れて現実に引き戻されたのだった。

これだけ時間がたったのにナイーブ過ぎると自分でも思う。けれども、自分の心の中にまだあの人は住んでいて、消えてほしくないと願っている自分がいた。

夜になり、おでん屋で酒の勢いも手伝ってそのことを田原に打ち明けると、少し黙り込んだ後で『気持ちは分かるけど、そろそろ前を向いたほうがいいんじゃないか』と静かに言ったのだった。


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11月27日(日)

今月最後の週末。

一日中多くの来客で昼間はレジが途切れることが無かった。クリスマスまで1ヶ月を切り、ラッピング依頼が増えてきている。しばらくは落ち着かない時間が続くのだろう。

珍しく売上は好調で、今月の前年比は115%を超えることになりそうだ。『ヤッタデェッ!!』などとアホ面を下げて喜びたいところだが、これにはちゃんと理由がある。先月から県だか市だかが発行したナントカプレミアム券なるものが配布されており、使用期限が今月末までなのだ。

結局はその恩恵にあずかっているだけなのである。きっと来月は反動で売上はグッと落ち込むんじゃないか。それを思うと素直に喜ぶ気もなくなってしまう。

そもそも、店の売上が上がったとしてもそれで自分の給料が上がるわけでもない。マメに注文し売場を整えようが、汚い売場を放置してサボろうがアホ安い給料は全く同じである。

考えると虚しくなってくるが、そのあたりが気にならない人が今も書店員を続けていけるのだとも思う。自分はもはやお客さんのためというより、僅かに残った小さなプライドのためだけに仕事を続けている。

休憩時間になりランキングをチェックすると今日は31位だった。相変わらずほんとパットしないアクセス数だ。今に見てろよ、と思う。上位メンバーの寝首を搔くくらいの気持ちでやってやろうか。

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『1ヶ月独身カテゴリー10位以内チャレンジ』

・期間→11月26日(土)~12月25日(日)

・成功条件→独身カテゴリーランキングの10位以内に入ること。

・成功した場合→独身カテゴリー続行
 失敗した場合→独身カテゴリー追放、ブログ無期限休止

・本日の順位→38位

さて、誰一人気にしていない挑戦がいよいよ始まった。

10位以内…自分で決めた条件だが、正直これはかなり無謀なチャレンジだろう。前回は20位以内で成功したが、それもたった1日だけ20位にギリギリ食い込んだだけだ。そんな奴が10位以内なんて何か奇跡でも起こらない限り不可能なんじゃないか。

独身カテゴリーのランキングを100位までざっとさかのぼると、下位のほうはもう何年も更新が止まっている人たちで埋まっている。となると今も動いているブログはせいぜい80くらいだろうか?

それくらいの数なら頑張ったら一瞬くらいいけるんじゃないか?とも思うがいかんせん上位が強すぎるのである。

10位以内の面々はここ数ヶ月ほぼ変わっていないと思う。ほとんどがマメに更新されており、毎日安定したアクセス・訪問者数を叩き出しているのだろう。おまけに彼らは数日沈黙することがあっても全く落ちる気配がない。それだけ読者の層が厚いということだ。

数日サボっただけで地の果てまで堕ちていく自分とは大違いである。

考えれば考えるほど10位以内に入るなんて絶望的に思えてくる。まあしかし、決めたことだ。自分なりに頑張ってみよう。

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