破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

2023年07月

7月28日(金)

今は帰りの新幹線の中だ。

せっかく仕事のことを忘れ束の間の旅行時間を楽しんでいたのだが、昼前に送られてきた職場からのLINEで一気に最悪の気分になってしまった。詳細をここに記すのは控えるが、もう頭の中はその件一色である。

参ったなあ。
ほんと最悪。
もう食欲も出ない。

もうすぐ新幹線も駅に着く。今日は適当にメシをテイクアウトして、早めに寝てしまおう。何もやる気になれない。

7月26日(水)

帰宅中。

ようやく連勤が終わった。これから帰ってメシを済ませたら旅行の荷物をまとめなければいけない。明日は早朝から新幹線だ。

もう気楽に連休を取れないことが分かっている今、ひとまずは最後の旅行ということになるのだろう。はやる気持ちの中にはほんのりと寂しさもある。

まあ、しばしの間仕事のことは忘れて楽しもうか。

破滅's funny life最終章まで、もうすぐだ。

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7月24日(月)

また色々と考え事をしていたら明け方まで眠れず、結局フラフラになりながら駅へと向かった。

品出し、シフト仕上げ、書評掲載商品の注文…やることが完全に渋滞している上に問い合わせも多く、何一つ仕事が進まない。途方に暮れているうちに昼休憩の時間になってしまった。

さっさと帰りてえなあ、などと思いながらライブドアブログにアクセスする。どうやら神メンバーの1人『素顔のままで』の“えーちゃん”が訪問者30万人を突破したそうだ。さすが10年以上のキャリアは伊達じゃない。来る日も来る日もコツコツと更新を重ね、彼女はここまでの大記録を打ち立てたのだろう。

えーちゃん、本当におめでとう!!!

やり取りしたことは一切ないけど、ありったけの言葉で祝うぜ!!!!

アンタはスゴイッッ!!!
スッゴいヨォッッ!!!

翻って自分はどうだろうか。えーちゃんに一歩でも近付けるようにボクも更新頑張るゾェ!!と言いたいところだが、ブログに対するモチベーションは著しく下がっている。

もう書きたいと思うことがないのだ。

目標としていた24時間ブログを終えて完全にテンションが下がってしまった。あとに残されたのは代わり映えのない毎日の羅列だ。特別目立った出来事が起こるわけでもない、退屈な仕事と休日の繰り返し。もちろん書いてる自分自身も何一つ盛り上がらない。

そんな気分を見透かすかのように、アクセスはジワジワと下がり続けている。こんなことではダメだと思いながらも、打開策は全く思い付かない。

さて、これからどうしていこうか。

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7月23日(日)

休憩時間にスマホをチェックすると、地元の友人『ホサカ(仮名)』からLINEが入っていた(それにしても同じ奴しか出てこんのかこのブログは…)。

『これ面白かったわ、特に最後の質問必見。』との言葉とともに何かのURLが貼られている。アクセスしてみると、それは『レッドチェアー』というYouTubeチャンネルで、B'zの稲葉浩志がゲストのものだった。

チャンネルの概要は、毎回ゲストが赤い椅子に座りインタビュアーからの質問に一つ一つ答えていくのだという。向かいのスーパーで買ってきたばかりの弁当を食べながら何の気なしに再生してみた。

先に感想から言うと、とてもいいインタビューだった。稲葉は終始謙虚で、飾ることもなく素直な心のうちを語っているように見えた。自分のことを『普通の人間』と断言し、時には他人に嫉妬することもある、とすら言いきる。30年以上も音楽界のトップに君臨し続けているのに、偉ぶったようなところが全くないのだ。

自分は特にB'zのファンというわけではないが、観ていくうちに自然と好感を抱いていた。

そして、ホサカが書いていた最後の質問。インタビュアーが『生まれ変わっても稲葉浩志になりたいですか?』と聞くと、間髪いれず『はい、もちろん!』と答えるのだった。

間髪どころか、むしろ食い気味だったかもしれない。

そこまで自分を肯定出来るのは素晴らしいな、とも思ったが、まあB'z稲葉ほどの人物なら当然だろう。そんな人生を心底羨ましいと思った。

同じ質問をされたら、自分ならどう答えるだろう?

『生まれ変わっても破滅さんになりたいですか?』

『いえいえいえ、絶対にお断りします!絶対に自分以外の存在でお願いします!』

稲葉と同じように食い気味に答えるはずだ。当然だろう、自分に生まれたこと自体が罰ゲームだと思っているのだから。

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7月21日(金)

連勤3日目。

やたらと店内に親子連れが多いと思ったら、どうやら夏休みの初日だったようだ。暑さにかまけて全く気が付いていなかった。皆休みに入って浮かれているのだろうか、閉店間際になっても店内は一向に人が引く気配を見せず、結局最後は1人ずつお声がけして帰っていただくことになった。

レジには何度も行列が出来、その度にヘルプに入った。問い合わせもいつにもまして多かった。やろうと思っていた仕事は半分も出来なかった。

来月からは敏腕主婦Lさんはもういない。パートの応募は相変わらず全くなしのつぶてだ。果たしてこの夏を乗り切ることは出来るのだろうか。

ヘトヘトに疲れきった帰りの電車内で、ブログの管理画面を確認する。24時間ブログから1週間、一時的に増加していた訪問者数はゆるやかに下がり続け、もうすっかり以前までの数に戻ってしまった。残念ながら新たな読者は獲得出来なかったようだ。まあこんなものだろうな、と思う。しょせん陰気な中年おっさんブログだ。これからもアクセスが爆発的に増えるなんてことはまずないのだろう。

とはいえ、10位以内の『神メンバー』入りはまだまだ諦めていない。今後も虎視眈々と更新を続け、いつかはあの強豪たちに食い込みたいと思っている。その暁には、奇跡のオフ会『破滅ミーティング』を開催するのだ。

集まってくれた読者の方々と酒を飲んで語らい、宴もたけなわとなったところで俺はゆっくりと立ち上がりこう切り出すのだろう。

破滅『皆さん今日は本当にありがとうございました、素晴らしい1日でした。名残惜しくはありますがそろそろこのあたりでお開き、ということにしたいと思います。締めの言葉は…皆さんご存じのあれしかないですよね?』

参加者たち『はい、もちろん!』

破滅『では、私の後に続いてください!』

参加者たち『お願いします!』

破滅『ケチな男は本当無理ーーーー!!!』

参加者たち『ケチな男は本当無理ーーーー!!!』

破滅『ケチな男は本当無理ーーーー!!!』

参加者たち『ケチな男は本当無理ーーー!!!』

破滅『ケチな男は本当無理ィィィーーーーッッ!!!!!!!』

参加者たち『ケチな男は本当無理ィィィーーーーッッ!!!!!』

破滅『皆さんご唱和ありがとうございました!本日のお会計は人数分で割った金額を今から1人ずつ回収していきますので』

参加者たち『ケチな男は本当無理ーーー!!!!』

いつか訪れるかもしれない奇跡の瞬間。想像しただけで胸が高鳴るようだ。シュプレヒコールの中、俺は涙すら流しているのだろう(誰が行くねんこれ)。

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