破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

2024年06月

6月30日(日)

ああー、めちゃくちゃ疲れた。

低空飛行のままで終わるかと思われた6月だが、最後の週末でいきなりの爆発。レジ応援や問い合わせが夜までひっきりなしに続き、レジ締めをなんとか終わらせるだけで精一杯だった。考えられる要因はいくつかあるのだが、完全にこちらの予想をこえてきた、というのが実際のところだ。

あー、マジで疲れた。今は何も考えられない。

6月も今日で終わりだ。今月も印象に残るようなことは何一つなかった。それを反映するかのようにブログのアクセスも右肩下がりである。

俺の毎日にはもう何にも起こらないんだ。

全く不甲斐ない限りである。なんとかブログが跳ねるような出来事が起こってくれないものだろうか。やはり続けている限りはもっとアクセスを上げたい。上位に行きたい(何年前から同じこと言うてるの?)。1日サボっただけでアクセス激減する雑魚ブログなんてもううんざりなんだよ。

願わくば『ぶらり山谷』や『なるべく働きたくないおっさん』のような超人気ブログになりたいのだ。改めて思うが、毎日あれだけのアクセスを集められる彼らは本当に凄いよ。心から尊敬する。

(特に『なるべく働きたくないおっさん』なんてブログタイトルの時点でめちゃくちゃ面白いじゃないか。)

まあ、ここでクダを巻いていても仕方がない。明日からも地道に更新あるのみ、それしかない。


これを読んでいるごくわずかな方々へ。

みんなのお父さん、お母さん、ばあちゃんじいちゃん弟妹兄ちゃん姉ちゃん、五親等以内の親族全員に、このブログを宣伝するんやでぇぇぇぇぇぇッッッッ!!!!

おわり

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6月27日(木)

連休初日。

いつもの通り喫茶店とスーパー。帰宅して掃除、洗濯。

この2日間は特にどこにも行かずに身体を休めようと決めていた。ここしばらくは睡眠不足の日が続いていて、ただひたすら時間を忘れて眠りたかった。

最近の勤務はほぼ遅番がメインになっている。早起きする必要がないという利点はあるのだが、これが何日も続くとどんどん寝る時間がずれ込んでいってそれはそれでつらい。疲れて帰宅してグッタリとしているうちにどんどん時間が過ぎ、気がつくと就寝時間が3時を越えることもざらだ。こんな生活が身体にいいわけがない。

やはり人間朝起きて夜しっかり眠るのが本来のあるべき姿なのだろう、と思う。思うのだけど、今の仕事をしている限りそれは出来そうもない。

しばらく昼寝した後、夕方から食事の用意をする。今夜は久しぶりの1人タコ焼パーティーをすることにした。タコ、キャベツ、紅しょうがを刻んで皿に盛り、たこ焼き粉と卵を水に溶かして泡立て器でひたすら混ぜていく。粉がダマにならないよう念入りに。ひどく面倒で途中で投げ出したくもなったが、ここまで来たらもう引き返せない。やっとのことで焼ける段階になると、外はもうすっかり暗くなっていた。

わざわざ食卓に機材を運ぶのも面倒で、シンクの真ん前で孤独なパーティーを開始する。無心でたこ焼きをくるくる回すのはそれなりに楽しくはあったけど、以前までのように心が晴れることはなかった。

外は静かで、時おり通る車の音が聞こえるくらいだ。ふと、まるで世界で1人取り残されてたこ焼きを焼いているような錯覚を覚えた。

こんがりと焼けていくたこ焼きたちを眺めながら、ぼんやりと思う。

そういえば、もう6月も終わりだ。

あれから3年が経ったわけか。

早いのか、遅いのか。自分にはよくわからない。

結局思うことは、3年経っても自分は同じ場所から何一つ動けていないのだ、ということ。

この3年色んな人に会ったけれど、君のような人はどこにもいなかったよ。

君のように話す人も、君のように笑う人も、どこにもいなかった。

口に放り込んだたこ焼きは熱すぎて、現実に引き戻されるには充分だった。

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6月26日(水)

新潮文庫新刊&夏文庫のセットが入荷。

本日最大のトピックはガルシア=マルケス『百年の孤独』の文庫版発売だろう。本好きの人たちにとってはちょっとした事件だったようで、午前中の間に在庫はほとんど無くなってしまった。

ここまで話題になるなんてどれほど凄い作品なのだろう。自分は名前を知っている程度なので正直今一つピンとこないのだが、こうなると俄然興味が湧いてくる。追加が入ったら読んでみようかとも思うが、きっと途中で断念してしまうんじゃないか。昔から海外小説は最後まで読めたためしがない。

平日にしてはやたらと来客が多く、問い合わせ対応や溜まったバックルームの荷物を片付けているうちに時間は過ぎていった。

仕事が終わり、いつもの電車に乗り込む。

スマホを取り出し独身カテゴリーランキングにアクセスする。ここ最近は『ぶらり山谷』と『みーこのアロハ生活』が人気を二分しているようだ。もはや毎日の首位は必ずこのどちらかで、神メンバーのなかでも頭一つ二つ抜けている存在と言って間違いないだろう。

注目すべきは久々に独身カテに奇跡のカムバックを果たした『ポン酢の道半ば』さん。加えて、おそらく数年振りにブログを再開した『狂人日記』さん。お二人とも早速好調なチャートアクションを見せていて、やはり地力のある人は違うなあと思わされる。

翻って俺のブログは相変わらずパッとしない位置から一歩も動けないでいる…。なんとかしたいとは思うが、ここ最近は積極的に書きたいような出来事も何一つない。これからもずっと、ちょっとした身辺雑記に終始するのだろう。忸怩たる思いだが、これが今の自分の現実。

それはともかくとして、独身カテゴリーに参加者が増えるのはいいことだ。お二人に少しでも追い付けるように自分も頑張りたいと思う。

一方で、残念な事実にも気づいてしまった。同じ独身カテで少し前まで人気を誇っていた『底辺を生きるおからの生活』さんがブログを完全削除。もう何ヵ月も更新はされていなかったけれど、いつか復活することを期待していたのでかなり残念だ。もう彼女の近況を知る機会は永久に失われてしまったけど、どこかでお元気にされていますように。

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YouTubeに転がっていた『サザエさん』を適当に眺めていると、忘年会の話の中に衝撃のシーンが。


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いや、おっさんチンポ出してるやんけ!


宴会芸か知らんけど周りもアッハッハじゃないのよ。
ハチマキしておぼんでチンポを隠して…じゃないのよ。誰が笑えるねんこれ。

チンポの真ん前にいる女性もまさかの満面の笑み。
これ今だったら炎上するんだろうなあ。

6月25日(火)

今日も色々と疲れる一日だった。

とにかく荷物が多い。バックルームは未開封のダンボールで溢れかえっている。夏文庫に加え夏売場用の児童書セット、あとは常備の出せていない箱がいくつもある。それに加えコミックも集英社のセットが数箱。これらを来月までの残り数日で全て出さなければならない。ただでさえ売上の低い6月の限られた人件費内で、である。『出来るわけねえだろうが!』と叫びそうになるのをグッと抑えた。

まあ、毎年のことだ。広い目でみれば別に大した話ではない。
結局はなんとかなるだろう、多分。

最近の通勤中は、ふと思い出してART-SCHOOLの『LOVE/HATE』をよく聴いている。このアルバムが出たのは確か2003年の秋。もう20年以上も前のことだ。

その頃の自分といえばちょうど就活の真っ最中で、よく大阪へ企業の説明会や面接のために足を運んでいた。そして、ヘトヘトに疲れたその帰りに梅田のタワーレコードに行くのがお決まりのパターンだった。

今でも思い出せる。目移りするほどたくさんのアルバムが入った試聴機、そこに貼られた店員の力のこもった手書きPOP、レジの行列、大勢の客で賑わう店内。いい時代だったなと改めて思う。

あの頃ここのタワレコで何枚CDを買っただろう。少ないバイト代のなかで慎重に選んだ1枚を聴き込むのは何よりも勝る喜びだった。サブスクがすっかり浸透し、以前とは比べ物にならないほど気軽に色んな音楽に触れられるようになったけど、なぜか音楽を聴く時間は減ってしまった。

もう今ではほとんどCDを買うことはない。梅田のタワーレコードも数年前に姿を消した。

そういえば一つ思い出した!その日も就活の帰りで、いつもと同じように俺は梅田タワレコへと足を進めていた。すると、店の前まで来たところで向かいから若いカップルが歩いてくる。もうじきすれ違うというところで、なんと男は彼女の胸をわしづかみしたのである。

『!!』

呆気に取られたがもちろん平静を装って通りすぎた。

女のほうは『やめてよ!』とすぐに男の手を引き剥がしていたが、俺は見逃さなかった。男が胸をわしづかみする瞬間こちらを凝視していたことを。

その目は語っていた。

『おぅん?お前はこんなことしたことないんだろぉ?いいだろぉ?俺はこんな風に好き放題出来るんだぜぇ?やらかいぞぉぉ~?めっちゃくちゃ、やらかいんやぞぉ~!?うらやましいやろお~?んん~?んん~ん?』

当時俺はまだ童貞で、ものすごい敗北感を感じたことをよく覚えている。その後はCDを試聴する気もすっかり萎えて早々に店を出た。レディオヘッドもウィーザーもART-SCHOOLも、全てがどうでもよかった。

あー、クソッタレ。梅田タワレコのことを書いたら余計なことまで思い出したわ。マジでムカついたなあ、あの時の男のドヤ顔。まあ人前で彼女の胸わしづかみにするようなアホなんてとっくの昔に別れてるだろ。死ね!

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