6月25日、仕事終わりにブログを書く。

すっかり売上もコロナ前に戻ってしまった。けれどやることは山ほどある。明日も色々と大変そうだ。

あー、疲れた・・。しかしコロナなんて一体何だったの?と言いたくなるほど駅も電車も人で溢れている。今日の帰りの電車も、目の前には大きなキャリーを抱えたこれから旅行に行くであろうカップルが座っていた。顔を見ると二人ともまだあどけない。大学生だろうか。二人してスマホをいじりながらあれこれ話している。

大学生で恋人と旅行。最高に幸せだろうなと思う。今から深夜バスに乗り込んで、明日は宿泊先で山ほどセックスするに決まってる。本当にいい青春時代だなあ


学生時代、ついぞそんな機会に恵まれなかった自分にとっては夢のような話だ。この二人が今後仮に別れてしまったとしても、きっと何年かたって今日のことを優しい気持ちで思い出すんじゃないか?そんなことを思った。

俺はといえば、彼らのような幸せな瞬間はもう二度と訪れないような気がしている。思い出すことは昔の数少ないエロ体験。いつかの恋人の、アーチェリーの的のような巨大な乳輪に舌を這わせながら、『何やってんだ俺は』と心のどこかでは覚めていた自分。夜が明けて、鳥のさえずりを聞きながらアナルに舌を這わせていた自分(這わせてばっかりやないか)。

そんな恥ずかしいことを一緒にした人たちの顔も、今ではもうはっきりと思い出せない。