5月27日(月)
仕事終わり。
レジ閉めでちょっとしたトラブルが発生し、あれこれ調べているうちに時間を大幅にロスしてしまった。結局、いつもより数本後の電車で帰宅中だ。
今日もまた頭を抱えたくなるような売上だった。GW以降平日が壊滅的に悪い。5月はまだあと数日あるが、この時点で目標売上に到達出来ないことが決定的となった。
もう少し早く判断してシフトを削減するなりすれば良かった。まさかここまで下がるとは思ってもみなかった。来月はもっと慎重にならなければいよいよまずい。
売場の改善、不振分野のテコ入れ、アルバイトの教育…やるべきことは山ほどある。
はー、めんどくさい。
全部ほっぽらかしてどこか遠い町にでも逃げてしまいたいものだ。沖縄あたりに飛んで1年ほどフラフラしながら生活したい。
透き通る様な青空と、三線が奏でるのどかな旋律と。
まあそんなことをする度胸は全くないのだけれど。
品出しと注文を概ね終わらせた後は週末に行われる会議の資料を作っていた。締め切りが迫っている。これこそ面倒臭いの極致だが、勢いで手抜きなものを作ってやり玉に上げられるのも癪だった。
途中どうしてもしっくりこないことがあり、今回の会議を仕切っているマネージャーの○○に聞いてみることにした。少し前にブログにも書いた例のスネ夫男だ。出来れば関わりたくないが背に腹はかえられない。○○の勤務店に電話をすると、一発で本人が出た。
『お疲れ様です、破滅です。会議の資料のことでお聞きしたいことがありまして…』
『珍しいね、君がかけてくることなんて滅多にないことじゃないかンフフゥゥ』
受話器の向こうからお馴染みの誘い笑いが聞こえた。何度聞いてもこの笑いに慣れることはないな、と思う。
『いえいえ…』
『聞きたいことって、児童書のことだろ?』
『…そうですね』
勘のいい男だ。今期の売上の中でも児童書は特に下がり幅が大きく、どう対策を取っていくか発表することになっていた。敏腕主婦Lさん(元児童書担当)が退職した影響は顕著に出ている。
『Lさんが辞めてからなかなか苦労していまして…』
『ンフフゥそうだろうね。きみはLさんLさんって会うたびに言ってたもんねぇンフフ。きっと信頼しているんだろうなって思っていたよンフフゥフフゥ』
いったい何がおかしいのか、○○は気色の悪い誘い笑いをしつこいほどに繰り返していた。さっさと電話を切ってしまいたい衝動を抑えつつ、話を聞くことに専念する。
ようやく話が一段落し、礼を言いながら切ろうとすると、○○は最後にこう言った。
『そういえば、そっちの店やめた✕✕っていただろぉフヘヘェ?あの子今、A駅の100均でバイトしてるんだよ。知ってたかいウフフゥムフフゥホヘヘェ』
電話は切れた。相も変わらず気色の悪い男だ。一体どこで仕入れてくるのか、○○は社内のゴシップネタに異様に詳しかった。誰がミスした、誰と誰が険悪だ、誰が付き合った、別れた…それらをふとした会話の中で他の社員たちに吹聴するのである。
絶対に下手なことは言わないようにしよう、改めてそう思った。この先万一ブログの存在があの男にバレたなら、それが完全削除する日になるのだろう。
『ンフフゥこれ、もしかしてきみのことじゃないかい?
は・め・つ・くん?』
殺すぞコルァァァァァァァ!!!!!!
仕事終わり。
レジ閉めでちょっとしたトラブルが発生し、あれこれ調べているうちに時間を大幅にロスしてしまった。結局、いつもより数本後の電車で帰宅中だ。
今日もまた頭を抱えたくなるような売上だった。GW以降平日が壊滅的に悪い。5月はまだあと数日あるが、この時点で目標売上に到達出来ないことが決定的となった。
もう少し早く判断してシフトを削減するなりすれば良かった。まさかここまで下がるとは思ってもみなかった。来月はもっと慎重にならなければいよいよまずい。
売場の改善、不振分野のテコ入れ、アルバイトの教育…やるべきことは山ほどある。
はー、めんどくさい。
全部ほっぽらかしてどこか遠い町にでも逃げてしまいたいものだ。沖縄あたりに飛んで1年ほどフラフラしながら生活したい。
透き通る様な青空と、三線が奏でるのどかな旋律と。
まあそんなことをする度胸は全くないのだけれど。
品出しと注文を概ね終わらせた後は週末に行われる会議の資料を作っていた。締め切りが迫っている。これこそ面倒臭いの極致だが、勢いで手抜きなものを作ってやり玉に上げられるのも癪だった。
途中どうしてもしっくりこないことがあり、今回の会議を仕切っているマネージャーの○○に聞いてみることにした。少し前にブログにも書いた例のスネ夫男だ。出来れば関わりたくないが背に腹はかえられない。○○の勤務店に電話をすると、一発で本人が出た。
『お疲れ様です、破滅です。会議の資料のことでお聞きしたいことがありまして…』
『珍しいね、君がかけてくることなんて滅多にないことじゃないかンフフゥゥ』
受話器の向こうからお馴染みの誘い笑いが聞こえた。何度聞いてもこの笑いに慣れることはないな、と思う。
『いえいえ…』
『聞きたいことって、児童書のことだろ?』
『…そうですね』
勘のいい男だ。今期の売上の中でも児童書は特に下がり幅が大きく、どう対策を取っていくか発表することになっていた。敏腕主婦Lさん(元児童書担当)が退職した影響は顕著に出ている。
『Lさんが辞めてからなかなか苦労していまして…』
『ンフフゥそうだろうね。きみはLさんLさんって会うたびに言ってたもんねぇンフフ。きっと信頼しているんだろうなって思っていたよンフフゥフフゥ』
いったい何がおかしいのか、○○は気色の悪い誘い笑いをしつこいほどに繰り返していた。さっさと電話を切ってしまいたい衝動を抑えつつ、話を聞くことに専念する。
ようやく話が一段落し、礼を言いながら切ろうとすると、○○は最後にこう言った。
『そういえば、そっちの店やめた✕✕っていただろぉフヘヘェ?あの子今、A駅の100均でバイトしてるんだよ。知ってたかいウフフゥムフフゥホヘヘェ』
電話は切れた。相も変わらず気色の悪い男だ。一体どこで仕入れてくるのか、○○は社内のゴシップネタに異様に詳しかった。誰がミスした、誰と誰が険悪だ、誰が付き合った、別れた…それらをふとした会話の中で他の社員たちに吹聴するのである。
絶対に下手なことは言わないようにしよう、改めてそう思った。この先万一ブログの存在があの男にバレたなら、それが完全削除する日になるのだろう。
『ンフフゥこれ、もしかしてきみのことじゃないかい?
は・め・つ・くん?』
殺すぞコルァァァァァァァ!!!!!!
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