10月5日(日)

遅番。

この日は近所でイベントがあった影響で一日中忙しかった。おかげで売上はいつもの日曜より好調だったのだが、閉店してレジ締めまで終えた後はどっさり疲れてしまった。もちろん帰りの電車に乗るのも大幅に遅れ、ようやくアパートに着いた頃には日付が変わる直前だ。自炊する気などとてもじゃないが起こらず、とりあえず腹を満たすためカップラーメンをかき込んだ。美味いのか不味いのか、それすらよく分からない。

今月もまたほぼ全てのシフトが遅番。寝るのは遅くなる一方で、最近では3時を回ることも増えてきた。こんな生活身体にいいわけないよな、と思う。なんとかしたいとは常々思っているけれどなかなか改善出来ずに時間だけが過ぎていく。




10月6日(月)

遅番。

昼休憩になりスマホを確認すると、元エリアマネージャー(以下元AM)からのLINEが届いていた。

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※元エリアマネージャー・・ブログ主の勤務店を以前担当していた人物。昨年退職しその後南の島へ移住した。

珍しいこともあるものだとすぐに開いてみる。内容はまずまずの長文で元AMの近況を伝えるものだった。要約すると以下のようになる。

・移住後しばらくは短期バイトなどで日銭を稼いでいたが、奥さんに厳しく言われ正社員の仕事を探すようになった。

・気持ちを切り替えて真面目に就職活動した結果、思いがけずすぐに正社員としての採用が決まった。それが2カ月ほど前のこと。

・書店とは全く関係ない仕事のため続けられるか不安だったが、いざ働き始めると全くの杞憂に終わった。待遇も人間関係も良好で、おまけに給与も書店時代より良い。今ではすっかり慣れて毎日楽しく働いている。完全に“当たり”の職場だった。残業も一切無く、5時に退勤した後は家でゆっくりレコードを楽しんでいる。



『いいよなこの人は・・』

思わずそんな言葉が口をついて出た。元々なんの心配もいらない人だとは思っていたが、やはりこの人は『持っている』のだろう。移住は大成功だったということか。こんな人間に生まれたかったな、と素直に思った。