破滅に向かって~書店員日記~

アラフォー独身書店員のブログです。 よろしくお願いいたします。

カテゴリ: 映画

10月12日(火)

休日。いつもの通り特に予定はなく、朝買い物に行った以外はずっと部屋で過ごした。

自分にしては珍しくアニメを立て続けに二本観た。

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Amazonプライムに『オッドタクシー』の映画版が入っていることに気付いたので早速チェックする。内容はほとんどテレビ版の総集編だったためやや拍子抜けだったが、最終回の後の展開が知れたのは良かった。

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あとはこちらもAmazonプライムで『チェンソーマン』の第一話をチェック。『呪術廻戦』と同じ制作会社と聞いて間違いないだろうとは思っていたが、本当に間違いなかった。最高にカッコいいアニメーションにバッチリな声優。これは毎週かぶりつきで観てしまうだろう。

あとはただただダラダラしているだけの休日だった。ブログも今は書きたいと強く思う題材が無い。モチベーションは著しく下がっている。最近は過去を女々しく振り返る内容ばかりで自分でもうんざりだ。いい加減前を向いていきたいのだけれど。

少し前の休日、Amazonプライムで映画を観た。

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『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』

ザ・バンドの結成から解散までを追ったドキュメンタリー。彼らを初めて聴いたのはまだ学生だった頃だろうか。その頃、名盤ガイドを読んで気になったアルバムを片っ端からレンタルする、という音楽の聴き方をしていてその流れだったと思う。だが、ビートルズやストーンズに慣れ親しんだ当時の自分の耳には全くピンとこなかった。そのもったりしたサウンドはあまりにも地味で渋く聞こえたのである。

それから聴き返すこともなく20年以上の時間が経過し、今の耳で聴いたらまた違った感想を持つのかもしれない。そんな風に思って軽い気持ちで映画を観始めたのだが、これがえらいものでガッツリとハマってしまった。以降彼らのアルバムばかり聴いている。

映画を観て、色々なことを知った。バンドが早々に成功し、大金を手にしたこと。それによりメンバー達が酒やドラッグに溺れおかしくなっていったこと。その中でもギターのロビー・ロバートソンだけは誘惑に負けずストイックに曲を書き続けたこと。いつしかメンバー間の関係がゴタつき始め、特にロビーとドラムのリヴォン・ヘルムの確執が深刻だったこと・・。

結局『ラストワルツ』というイベントを最後にバンドは解散に向かっていくのだが、それ以降ロビーとリヴォンが同じステージに上がることは二度となかったという。最初の頃は膝をつき合わせて曲作りをしていたことを思うとこれはかなり切ない。お互い言い分あったのだろうけれど。

メンバーそれぞれのキャラクターや音楽的背景を知った上で改めてアルバムを聴いてみる。以前よりも彼らの世界に近づけたような気がした。アルバムでいうと、ファーストと『南十字星』が今のお気に入りだ。

興味を持った方はぜひ聴いてみてください。



・・しかしこの内容じゃあ独身カテ20位以内には入れないわなあ笑



Amazonプライムで『エイト・デイズ・ア・ウィーク』を観た。

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ビートルズの軌跡を初期~中期にかけてを中心に振り返っていくドキュメントもの。昔観た『アンソロジー』のダイジェスト版のような感じで目新しい映像は少なかったが、やっぱり何度観てもビートルズは面白いし、飽きることがない。

普段音源で聴くのは中期以降の音楽性もメンバーの服装もバラバラになっていった時代のものが多いのだが、今回改めてアイドル時代のビートルズも最高だと思った。

ライブの映像がとにかく凄い。有名なエピソードだが、演奏中最初から最後まで客席の女性たちが叫びまくりなのだ。もはや演奏なんてまともに聞こえてないんじゃないか、というレベルの絶叫である。挙げ句興奮が絶頂に達した女の子たちは気を失いセキュリティに次々と運ばれていく。

いや、加減せーよ笑、と思うのだがそれが出来なくなるくらいビートルズの魅力が凄すぎるのだろう。

お揃いの髪型にスーツ、キュートな笑顔という最高のルックス、四人でじゃれあっている時の愛すべきキャラクター、おまけに演奏する曲が奇跡的な名曲ばかり(しかも自作)・・これで熱狂するなと言うほうが無理がある。いや~ビートルズ最高。休日に素敵な2時間を過ごすことが出来た。

追伸‥映画の途中で有名人たちのビートルズに関するエピソードが挿入されるのだが、ウーピー・ゴールドバーグのものが感動的だった。興味ある方はぜひ観てみてください。

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